ウィーク、スクェア、フック、ストロンググリップなど聞いた事があると思いますが、あなたのグリップはどれですか?
私たちゴルファーとゴルフクラブの唯一の接点はグリップです。普段何気なくクラブのグリップをしていますが、実は正しいグリップの仕方には理由があるのを知っていますか?
クラブの構造
まずはゴルフクラブの構造を理解しましょう。
普段私たちが使っている道具、例えば靴ベラ、テニスラケット、バットetc.は重心と打点が同じところにある。持ち手の部分(グリップ)の延長線上に重心と打点があること。そしてゴルフクラブの場合持ち手の部分(グリップ)の延長線上に打点と重心にズレがあるという事を理解しないといけないのです。
上の写真の通りバドミントンラケットのグリップの延長線上に面が存在していてラケットの面の中心が打点と(青色部分)重心があります。右のゴルフクラブはグリップの延長線上に打点も重心もズレています。
ゴルフクラブヘッドの重心はフェースにあるのではなく赤い点で示しているところに重心が存在します。左手のひらにシャフトを乗せ右手を離すとコロンと右側に開こうとします。重心が後ろ側にあるからです。
重心グリップの作り方
まず右手でシャフトを持ちクラブヘッドを自分の顔と同じ高さに構えます。それはまるで剣道での構えに似ています。
まず右手でシャフトを持ち左の写真のように赤い線の部分が時計の針で言う12時を差して下さい。私たちの普段の生活ではこの状態を真っ直ぐと認識しています。ですが、ゴルフクラブヘッドの重心は赤い点が示すように後ろにありますので右の写真のように、11時~10時くらいにかぶせます。少しかぶせるのがゴルフクラブでは真っ直ぐ持つと認識して下さい。これが重心をコントロールするグリップとなります。
次に、左の親指がグリップの真上に来るように写真のように握ります。そのまま親指が真上の状態でヘッドを下ろします。当然左に向いているので左手の甲を少し右へ傾けます。
ただ手の甲を上へ回すのも左手の人差し指と中指のナックルが見えますがjust turning over
上記よりも、左の手首を少し捻じりながら左手の人差し指と中指のナックルが見えるようにグリップする方を推奨します。twisting left wrist
左手首に出来るシワを確認して下さい。ただ回すだけだと左手の手首にあまりシワが出来ません。少し捻じるとシワがクッキリと現れます。
こことっても重要です!
最後に右手を軽く左手の横から添えてグリップが完成です(*^▽^*) 左右の親指と人差し指の線が右肩を差していることも確認して下さい。
最後に重心グリップをしながらスイングしてみますね(*^^*)core grip routine n swing
こちらを必ずあなたのゴルフルーティンに入れて下さいね!
重心グリップ=フェースコントロール=重心コントロール
昨今、誰にでもSNSに触れることができ情報がたくさん出回っています。インサイドアウトがゴルフスイングで良いとほとんどのメディアで聞きますが重心グリップが出来ていないとスライスもする、それを嫌ってフックのミスも出ると言うことが起きています。
スライスが長年直らないというゴルファーの方ぜひ1度ご自身のグリップを見直してみて下さい。
ゴルフって難しく感じますが、基本が出来ていればそれほど大きく間違った方向へは行かないと私は信じています。基本を学び、基本の動きが出来るように練習を重ねれば必ず上達します!
一緒に上達して行きましょう!(*^▽^*)